■運行区間　
清水駅・静岡駅・新静岡～京都駅(新阪急ホテル前)・千里中央駅・阪急梅田（阪急三番街高速バスターミナル）
■運行回数　1往復/日
■運行会社　しずてつジャストライン・阪急バス
■ダイヤの推移　
平成23年3月4日　　運行開始(しずてつジャストライン・阪急バスの隔日交互運行)
平成23年10月11日　新静岡バスターミナル供用開始による一部時刻修正

■路線歴史
　静岡から関西方面の夜行バスは、既にJR東海バス・西日本JRバスが「京阪神ドリーム静岡号」を運行していた他、富士急山梨バス・近鉄バスが「FUJIYAMAライナー」を東静岡駅北口に停車して運行をしていた。そんな中で比較的早い時期からしずてつジャストラインは「関西方面夜行便の運行開始」をアナウンスしており、いつ正式発表になるかを今か今かと待ちわびていたのが実際のところだった。
　運行開始は平成23年3月4日であり、同年10月11日の新静岡バスターミナル供用開始による静岡駅・新静岡発着時刻の変更以外は大きなダイヤ改正はまだ実施されずに現在に至っているまだまだ新しい路線である。

 

■路線の現状
・しずてつ初の「本格的夜行高速路線バス」。
　この「京都大阪ライナー号」はしずてつジャストラインが本格的な夜行高速路線バスに初めて参入した系統である。既に本書では対象にしないものの「静岡成田空港線」（相良営業所・静岡駅・新静岡～成田空港間）では往路成田空港行に関しては夜行運行を行なっている。しかしながら車両は38人乗り4列シートとなっており、昼行用車両を夜行便に使用していると言った具合である（ただし、運転席・客席間の遮光カーテン、毛布・アイマスクのサービスは行われている）。そのため、この「京都大阪ライナー号」に使用される車両はしずてつとして初めての「3列独立シート」車であり、夜行専用車である。
　だが、その設備は競合相手となっている「京阪神ドリーム静岡号」と比較すると格段に高くなっている。客席の通路側にカーテンが設置さている他コーヒーやお茶の無料サービスと言うものもあったが、何よりも各座席に可動式枕が標準装備になっている点である。「京阪神ドリーム静岡号」も3列独立シートではあるものの、座席に可動式枕の設置はないほか、コーヒー等の無料サービスも行われて無い。
　これらのサービスレベルは共同運行先である阪急バスの仕様に統一しており、共同運行会社の夜行用車両に関するノウハウを積極的に取り入れた車両になっている。